うちの学校で働いた場合のざっくり年間収支
日本語教師のやりがいやキャリアについては皆さんしっかり各々の考えがおありでしょうから、下世話なお話から書きます。ずばりここで働いたらお金はいくらたまるのか?ですね。
日本に舞い戻り日本語学校の常勤講師や大学での非常勤を目指す場合、その下積みとして海外で2年ほどの日本語教育暦をつけようと考える方は多くいらっしゃいます。
しかし、その下積みの間のお金はどうするのか?お給料が安かったら貯金を取り崩しての生活になってしまうのではないか?そのような不安を持つ方もいらっしゃるでしょう。
条件は国や都会度勤務先の福利厚生により異なりますので、うちの学校ならこうなるといううちのケースだけご紹介します。
私の去年1年のざっくりした収支です。
2017年
○基本収入
(給与基本6000元+役職手当1000元+長期勤務手当て500元)×12=90000元
○不定期収入
時間外授業手当て 5600元
教科書の録音など録音関連 4200元
卒論指導料 1400元
国慶節の手当て 1800元
基本収入90000元+不定期収入13000元=103000元(1元16円換算で164万8000円ですね)
○支出
税金平均で300元ほど(12か月分)-3600元
生活費(食材・外食等)1500元(中国在住の8ヶ月ほど)-12000元
交際費中国1000元(8ヶ月ほど)-8000元
交際費日本夏冬休みに学会・フォーラムの参加費移動費用15万ほど-9400元相当
年金16800円(12ヶ月)-12600元相当
日本のお部屋代(福岡の格安ワンルーム光熱費込み1万3000円)-9800元相当
日中ネット代携帯代(日本携帯1台中国1台データカード2枚計月当たり3000円)-2300元相当
支出合計57700元(1元16円換算で92万3200円ですね)
差し引きで72万ほど余ってますが、日本にいる間に買い物やら友達との飲み会やら実家にお金を入れるやらで30万ほどしか残りませんでした。学会等に所属しない。自分の部屋を捨てて実家に戻るなどの道を選べば100万近くは貯蓄可能にはなるでしょう。
結論から言えば下積みでもお金を取り崩す必要はありません。しかし、もし長々と中国での仕事を続けるなら厚生年金やテニュアがあるわけではないのでキャリアアップやステップアップ(日本でのアカポスなど)等考えたほうが良いのかもしれません。
☆修正前です(3月21日)
ちなみに新人の先生であれば6000元×12か月分から税金と日々の飲食代や生活費を引いた額が可処分所得になります。大きな買い物などをしなければ4000元くらいは残ると思います。
実際月平均の飲食代は600元ほどですし、服やパソコンなどのちょっとした出費も月でならせば1500元ほどで事足ります。2000元は少し使いすぎたかなという感覚です。
ただこれはお酒もタバコもすわなければ、化粧品などの必要ない中年男性のケースというのを書き忘れてました。
とりあえず目安としてうちに新任の先生として赴任した場合、年間で使えるお金は48000元ほど、1元16円換算で76万円ほどとなりますので、参考となさってください。
※3月21日に問い合わせがありました。そうです、新任の先生の場合は10000元で計算するんでした。さすがに今年9月からの募集条件は10000元で募集を打ちましたので、変更することは無いでしょう。次のように訂正します。 ↓ ↓ ↓
☆修正後です(3月21日)
ちなみに新人の先生であれば10000元×12か月分から税金と日々の飲食代や生活費を引いた額が可処分所得になります。大きな買い物などをしなければ8000元くらいは残ると思います。
実際月平均の飲食代は600元ほどですし、服やパソコンなどのちょっとした出費も月でならせば1500元ほどで事足ります。2000元は少し使いすぎたかなという感覚です。
ただこれはお酒もタバコもすわなければ、化粧品などの必要ない中年男性のケースというのを書き忘れてました。
とりあえず目安としてうちに新任の先生として赴任した場合、年間で使えるお金は96000元ほど、1元16円換算で153万円ほどとなりますので、参考となさってください。
え?新任の先生たちの給料そんなに高いの?(´・ω・`).