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Q、採用職種は講師ですが、ずっと講師のままのでしょうか?

A、現時点では講師のままです。しかし、現在流動的な状態にあります。

現在大学が様々な政策を進めていますので今後は外国人講師から准教授(中国では副教授)となる方が出るかもしれません。他の大学では日本人でも正式な副教授、教授、特認教授等の教授・副教授相当の職についている方がいらっしゃいますので、中国でアカデミックポストの獲得は可能です。

 中国の大学は国家直轄の大学、省市など直轄ではないが公的な母体の大学、民間資本の大学、海外との合作大学などがあり、教授等の任命権限を持つ大学もあれば副教授の任命権を持たない大学もあります。弊大学の場合、教育庁の許可をもらったのがおととしで、それから副教授相当及び副教授の任命権を得たそうでして、古参の中国人講師が副教授になりました。この適用範囲を外国人講師にまで適用するかどうかを現在検討でして、現時点(2018年3月)では確約できる段階ではありません。対外経済貿易大学・華中師範大学・科学技術大学には日本人で教授職・副教授職についている方がいらっしゃるので国家重点大学では現時点で可能というお答えができるかと思います。

 このような教育改革は私立大学に適用された場合、数年のうちに広がるでしょうからうちでアカデミックポストの取得が可能になった時点で他の大学でも可能になる公算が高いと個人的に思います。

Q、給与は大卒・修士卒・博士卒でかわらないのでしょうか?

​A、変わりません。学歴で基本給が変わる大学もございますが、弊校は学歴・国籍・年齢・他校での経験等によって給与に変化はありません。ですので、週の授業時間が16コマ以上であったり、長期間勤務で手当てが出るなどで差がつくことはありますが、学歴では加算はありませんのでフラットな大学だということでご理解ください。

Q、大学にどれほどの教材があるのでしょうか?また教室のIT機器状況を教えてください。

A、弊校では外研社 日語会話 isbn 978-7-5600-6464-2を用いていまして、みんなの日本語などの日本語学校でおなじみの教科書を使ってはいません。そのため、初級導入のフラッシュカードやレアリア等はありません。原則として外国人講師は0課程からの学生は受け持ちませんので初級の教材等はありません。

 教室の状況ですが、パソコンとプロジェクターが設置してある教室がおおよそ3分の1です。PPTを利用して授業行う先生方も多いですが、3分の2の確率で黒板しかない教室に当たりますので、あまりパソコンに頼りすぎる教案ですと見直しを迫られることも多くなるかと思います。また、そこまで頻繁ではありませんが停電がありますので、その前提で考えていただければと思います。

Q,ビザの取得費用や無犯罪証明書の取得、健康診断などの費用は自己負担でしょうか、学校に負担していただけるのでしょうか?

A、渡航前にかかる費用は自己負担をお願いいたします。着任時の交通費につきましては半年後に600ドル相当の中国元で支払いがございますが、日本での健康診断・無犯罪証明・学位公認証明などの費用は採用決定者の方に負担をお願いしております。中国でのビザ発給手続き専科局への手続き等の費用は大学が負担いたします。

Q,現在大学に在籍している日本語教師は何名でしょうか?

A、現在は私1名のみです。アルバイトとして他大学より1名非常勤で来ていただいてます。

Q、副教材等を配ることはできるでしょうか?また、費用は学校もちですか?

A、副教材を作成し配布していただくことは可能です。しかし学校のコピー機を学習教材向で使うことはできませんので、付近のコピーができるお店に行きA41枚片面単色印刷で0.1元で印刷していただくことになります。私も良くお世話になっているお店です。

Q,一クラスの学生の数とレベルを教えてください。
A,弊校には4年制コースと(大学相当)3年制コース(短期大学相当)がありまして、一般的な名称で4年制を本科、3年制を選科と呼びます。本科のクラスは一クラス30名ほど、専科のクラスは多いクラスで50名強です。また、1年終了時でN4相当の学習は終了していますが、本科学生のほうが学習内容の定着は進んでいます。特に専科のクラスでは学生間でのレベルの差が激しく、理解度によって柔軟に対応する必要が出てきます。


Q,授業中の学生の態度はどうでしょうか。
A,授業中に学生管理のチューターが見回っていることもあり、悪目立ちをするほどの学生はいませんが隠れてスマートフォンをいじる学生はおります。本科の学生は基本的に大変おとなしく、スマートフォンで遊ぶ学生もほとんどおりません。専科は学習についてゆけずこっそりと内職をしたりスマホいじりに興じる学生もいますが授業を害すレベルではありません。


Q,今から応募しても採用枠が埋まっていると言うことはないでしょうか。
A,採用は募集要項に記載したスケジュールで進めますので、4月15日以前に内内で採用を決定することはありません。その期間より前にインタビュー等をお願いしている方もいらっしゃいますが、15日以降の判断基準とするためでして、事前に内定を出してしまおうと言うことではございませんので、応募の時期は気になさらないでください。


Q,貴校はどのくらいのランクの大学なのでしょうか、日本で相当する大学はどこに当たるのでしょうか。
A,弊校は私立大学なのですが、まず中国の大学について簡単に紹介させていただきます。中国で教育分野に民間資本の導入が認められたのは1990年代末でしてそれを元に民間の大学ができ始めたのは2000年にはいってからという事情があります。また、いきなり大きな大学を作れるわけでもなくまずは小規模職業専門学校、敷地面積や教員数、学生数を満たして次の段階に申請し、教育部の認可を経て4年生の大学へようやく手が届きます。つまり、それ以前の大学はすべてが国公立でした。そのため、国公立大学に比べて私立大学の地位は相対的に低くなります。
具体的にランキングで表しますと、2012年の民間大学数は本科・専科あわせて706校だそうです。その中でランキング100位(2017年)が弊校の位置する場所なのですが、学力以外にも設備や民間資本等の提携なども入ったランキングであるようで、大まかな目安とお考えください。学力的には中国のセンター試験である高考で750点満点のうち450点ほどが足きりラインとして設定されていますので、得点率は60%といったところです。偏差値50程度の私立大学を思い浮かべていただければ妥当であるかと思います。


Q,ブログを見たところ不定期収入がかなりあり、授業以外でも業務が多いのかと感じてしまうのですが自由時間は十分確保できているのでしょうか。
A,私の不定期収入のところにある教科書録音は外部の会社からのものであり、学校の業務としてのものではありませんので自由時間を圧迫されるものではありません。学校から指定される業務時間は1週間16時間(基本)と週1回の日本語コーナー、スピーチ大会の指導・イベントの準備、論文指導ですが、論文指導はテーマ選定が始まる10月から次の年の4月ほどの間コンタクトを取りつつ進むので、決まった時間は申し上げることができません。私のケースですが2週間に1回2時間ほどを2ヶ月、あとはネット上でのやり取りとたまに面談でした。


Q,推薦状は必要ありますか。
A,必要ではありません。提出していただく分にはかまいませんが、主任に確認したところなくてもいいよとの返答でした。


Q,800名もの学生を1名の常勤と1名の非常勤の方で教えているのですか。
A,外国語教師が会話を担当するのは2年生のみです、ですので200名を相手に授業を行っております。正直なところそれでも手が回らず、本来は一クラスをA組B組に分け、週に2回の授業を行っておりましたが一クラス単位で週に1回の授業にすることで無理やり回っています。われわれは皆さんを待っております。


Q,外国人寮は大学のキャンパス内にあるのでしょうか、それとも敷地外にありキャンパスまで移動が必要でしょうか。
A,弊校のキャンパスは飛び地もなく全て一箇所にまとまっております。そのため、キャンパスまでバス等を利用する必要もなくドアtoドアで7分です。


Q,大学の様子などを見ることはできますか。
A,もちろん可能です。しかしながら、距離的制約や費用の問題もあるでしょうからネット上で弊校を見られるサイトがありましたので紹介させていただきます。http://www.baike.com/wiki/%E5%AE%89%E5%BE%BD%E5%A4%96%E5%9B%BD%E8%AF%AD%E5%AD%A6%E9%99%A2&prd=button_doc_entryもちろん、直接見たいという場合は歓迎いたしますので、どうぞお知らせください。


Q,大学の寮は日本人が気にならないほどの衛生状況なのでしょうか。
A,私が暮らしている分には気になりませんが、夏季休暇が終わって帰ってくるとカビが発生しており、布団や服などは帰国前にゴミ袋に入れるなどの対策が必要です。その一点は個人的に気になりますが、他に目立った衛生状況での問題点はございません。


Q,教授法は直説法のみなのでしょうか。中国語が話せるため、媒介語を使っての授業も考えております。
A,学習者が「わかった!」となるのであれば、直説法・間接法どちらでもかまわないと考えます。直説法のメリットとして、教師の日本語になれることで聴解能力の向上に役立ったり教室に異なる言語背景を持つ学生がいても差異を与えず教授できるなどが挙げられます。しかしながら、弊校における学習者の母語は中国語であり、学生間のレベルも大きい場合があります。直説法は初期学習者にはストレスが大きいこともありますので、学習者目線で応用していただいて大丈夫です。私は普段は日本語のみで授業を行いますが、学生が首をかしげたときなどは簡単な中国語で説明を加えることもあります。


Q,中国語ができない場合学習や日常生活に支障は出るのでしょうか。
A,程度問題になるかとは存じますが、授業では基本的に中国語を使いませんので、ほぼ影響はないと思います。今までも中国語のできない日本語教師もいましたし、アメリカ人の先生方は基本的に中国語ができませんが授業は成り立っているところから判断しますと、問題は起きていないといえるでしょう。 日常生活のほうがどちらかと言うと困ることがあるかと思います。特にタクシーなどですが、そのような場合は学生通訳を伴って外出することもできますので、サポート体制はあるとお考えください。(語学で困ると言う場合には大学側からその先生とコンタクトを取って意思疎通をサポートする学生を紹介する体制があります)


Q,中国語を勉強したいのですが、近くに学習塾などはありますか。
A,弊校は都心から離れた山の中にありまして、近くには外国人用の語学教室等はございません。このようなケースでは家庭教師アルバイトを雇い(1時間100元ほど駐在員が学生を雇うケース)自主的に勉強している方は多いですし、相互交流という形で学生と交流しながら憶えるという方法もございます。過去私が知っているケースですとジャイカ派遣の女性の先生方にはこのケースが多く2年ほどでかなりのレベル(新HSK6級)までたどり着いていましたので、そのような方法もあるのかと思います。距離は遠いのですが、弊校から30キロほど離れた大学で駐在員や駐在員の家族向けの中国語コースが開かれているそうですが、時間と距離を考えますとかなり難しいかと思われます。

Q,合肥には海外旅行保険が使え、日本語の通訳サービスがある医療機関はありますか?
A,合肥の医療サービスにつきましてはwellbeがサービスを行ってます。合肥事務所にスタッフが1名いるそうでして、もし医療機関利用の必要がある時にサポートして頂けます。法人会員・個人会員どちらも可能とのことです。合肥の指定病院は、安徽医科大学第二付属医院となります。従いまして、海外旅行保健が使え、通訳サービスがある医療機関はあるとご返答することができます。


Q,今後も求人を行う可能性はありますか?また、同じように日本語教育学会のHPに採用情報が出されるのでしょうか?
A,もちろんありますが、確実に行うかどうかはわかりません。弊校では雇用は更新制ですが年限の上限は定められておらず、更新終了による人員の交代などはありませんので、長期的に人員の補充のめどを立てることができません。もちろん、退職希望の方から事前に話があれば可能ですが、次年度更新の意思確認である3月時点において「実は辞めようと思ってるんです」となることもありますので、こればかりはその年次第です。
 一般的に日本語教師の方は2年を目処に帰国や職場の変更をする方も多く、流動性はかなり高いといえます。今回の採用で、在籍教師数は増えるものと思われますので、人的流動性は以前より高くなる可能性はあります。
 また、採用情報ですが1名だけで、緊急性が高くない場合身内をたよったり、辞める方が紹介をしてくださったりと公募の形を取らない可能性が高いです。必要人員が複数名であれば今回同様日本語教育学会様求人HPにおきまして公募広告を掲載いたします。

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