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 安徽外国語学院は中国安徽省合肥市肥西県にある私立大学です。ホームページはこちらhttp://www.aflc.com.cn/default/

創立は2002年とまだ新しい大学ですが学生数は1万3000名ほどと規模としては中堅大と呼んで差し支えない程度です。現在では7学部を擁する文系大学ですが設立当初は外国語、特に日本語を中心とした学校であったため日本語学部の規模はいまだに大きく主専攻学生800名、第二専攻学生2200名合計で3000名あまりが日本語を学んでいます。この規模は中国で一番日本語専攻学生が多いとされる大連外国語大学(約1万人)天津外国語大学に次ぐほどですが、知名度としては残念ながらかなり低いのが現状です。

 しかし、知名度はそこまで高くありませんが「外国語」と大学名に入っているだけはあり、英語科・ドイツ語科・ロシア語科・フランス語科・スペイン語科・日本語科・朝鮮語科・アラビア語科を擁し中部地方では最も多くの外国語学部を抱える大学なのです。さらに現在タイ語科・インドネシア語科の学部開設申請も計画されており外国語人材の発信基地として発展させてゆく計画だそうです。

安徽外国語学院について

​なぜうちに人が来ないのか

​ 第一に辺鄙だから。そして、有名でもないから。まず安徽省自体を知っている日本人はあまりいません。三国志のファンの方なら合肥(がっぴ)として聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。外国人が東京・大阪・北海道以外は???となるのと同じです。更に輪をかけて大学が中心部から離れた郊外にあることもあります。中国では私立大学が設立を許可されたのは2000年代にはいってからです。そのため、広大な土地を必要とする大学は都心に建てる訳にも行かず大抵は郊外に数校まとまって存在するケースが多いのです。うちの大学は合肥市の中心部から40キロほど離れた場所にあり福岡県でたとえるなら天神が中心地、大学は背振山の中腹にあると思ってください。このようなロケーションであるため知名度のなさとのあわせ技で人が来ません。でも、バス路線はきちんと通っていますのでご安心ください。(でも午後7時半でバスはなくなります)ちなみに終着駅がうちの大学です。

 そして近年の傾向なのですが、日本国内で十分な日本語教育の需要があることがあげられると感じています。留学生30万人計画は前倒しで達成できそうなほど留学生は増えていますし、彼らの受け皿となる日本語学校の給料も上昇してきています。日本語教育に携わるキャリアで大学での雇用というとかなり恵まれた花形といってもいいポストなのですが、そのポストが日本でじわりと増えているといえます。大学の留学生科の求人なども目にする機会が増えましたし。従って、ある程度学歴を持ったベテランが中国からもいなくなり、今までは日本語教師の経験を積むために海外へ来ていたはずの人材も国内に留まっていると感じています。

 

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